恋はままならない(笑)

2001年11月25日

神坂一さんの新作「クロスカディア」はどうもイマイチですね。 つまらなくはないですけれども、取りたてて人様にお薦めする作品でもありません。
う〜ん、期待は大きかったのですけれど、世の中と言うのはなかなか上手く行かないものです。

今まで幾つかのライトファンタジーをテーマにファンサイトを作ってきた私ですが、 いつもモットーにしているのが「流行作のサイトは(Web上で)流行る前に作る」ことです。
例えば今なら「フルメタル・パニック!」のサイトを立ち上げれば、年間10万ヒット稼ぐのは充分可能でしょう。 でもそれは私じゃなくてもできるんです。 今から「フルメタ」サイトを作ることを否定する気はありませんが、それは他の人に任せておけば良いのです。

それよりも、まだあまり知られていない作品を掘り出してきて 「これは売れるぞ!今のうちに読んどけ!」というサイトを作るほうが私の性に合っています。
あまり器用な方ではないので、後発の素晴らしいサイトができてくればヒット数で抜かれてしまいますが、 それはそれで構いません。 そこから先は私でなければできない仕事ではないのです。(ちょっと悔しいですけれど)

ではまだ知られていない将来のヒットシリーズとは何でしょうか?
1998年はライトファンタジーの当たり年で 「ブギーポップ」「ラグナロク」「フルメタル・パニック!」「スクラップド・プリンセス」といったヒットシリーズが出ました。 これらの作品に関するファンサイトは既に多数開設されています。
よってここでは1999年以降発表されたシリーズ作品の中から、 私の守備範囲内で注目したものについて見ていこうと思います。 (もちろん1998年以前で他にも良いシリーズはあったでしょうが、 開始から3年以上経ってもまだ売れないとなると、 そろそろ見切りをつけた方が良いのではないかと思います。(笑))

次の表を見てくださいませ。

私が注目している(いた)1999年以降開始のシリーズ作品
作者 シリーズタイトル 文庫 既刊
巻数
個人的
感想
ズバリ
売れるか?
秋田禎信 エンジェル・ハウリング 富士見
ファンタジア文庫
あざの耕平 D・クラッカーズ 富士見
ミステリー文庫
茅田砂胡 レディ・ガンナーの冒険 角川
スニーカー文庫
出れば◎
上遠野浩平 事件シリーズ 講談社ノベルス
僕らは虚空に夜を視る 徳間デュアル文庫
神坂一 トラブルシューター
シェリフスターズ
角川
スニーカー文庫
クロスカディア 富士見
ファンタジア文庫
冴木忍 天海飛行船
ルゲイラング
富士見
ファンタジア文庫
× ×
榊一郎 ストレイト・ジャケット 富士見
ファンタジア文庫
ストラグル・フィールド ファミ通文庫 出れば○
深沢美潮 菜子の冒険 富士見
ミステリー文庫
× ×
青の聖騎士伝説 メディアワークス
新書?
まもなく
刊行
森岡浩之 月と闇の戦記 角川
スニーカー文庫
まもなく
刊行
吉田直 トリニティ・ブラッド 角川
スニーカー文庫

「なんだ新人賞作品はないのか」とか、 「グループSNEは読まないのか」とか、 「せめて電撃文庫はチェックしといた方が良かんべ?」とか言わないで下さい。
私だってそんなに本を読む時間ないのですから。(^^;

さて、気を取り直して。
「個人的感想」というのは、要するに私の好みです。
これに作者の知名度や出版社の宣伝等を加味したのが「売れるか?」という欄です。

今までにも何度か書きましたが、シリーズが売れるかどうかというのは、 シリーズそのものの面白さではあまり決まりません。
かく言う私もそうなのですが(上の表を見れば一目瞭然)、 一旦ある作者の人気シリーズを読んで「面白い!」と思ったなら、 同じ作者の次のシリーズも期待して買う人が多いのです。
そしてメディアへの露出ですね。 全部の本が平等に読者に紹介されれば面白い本=売れる本になるのでしょうが、 現実にそれを期待してはいけません。 情報化社会なんて言っても、 メディアに流れているのはほとんどが意図的に分別された情報なんですから。 ウソは言ってない、でも全部を包み隠さず伝えるわけでもない。そもそも全部ってどこまで?ってなもんです。

そんなこんなで、「自分の好み」でしかも「売れそう」なシリーズを検討すると、 まず「レディ・ガンナーの冒険」がとても有望なのではないかと思えるのですよ。
私の好みがライトファンタジーの平均的読者から外れていることは認識していますが、 今まで約600冊のライトファンタジーを読み、 「オーフェン」「フォーチュン・クエスト」「ブギーポップ」のサイトで合計59万ヒットを稼いだ人間が言うのですから 少しは説得力があるでしょう?(笑)

ところが「レディ・ガンナー」は続編が出ません。(汗)
ならばもう1作の「自分の好み」である「ストラグル・フィールド」はどうかと言いますと、こちらも続編が出ません。 たとえ出たとしても、メディアへの露出を考ると大ヒット作にはならないでしょう。

そこで考えたのが、 「シリーズ化が確定していて、作家の知名度が高く、宣伝もバッチリなシリーズを狙おう」作戦です。 (良いのかそれで。)
ターゲットは「クロスカディア」。
神坂一さん+富士見ファンタジア文庫ならば、 何も「スレイヤーズ」や「十二国記」レベルの面白さは必要ないのです。 そこそこ面白ければ大ヒットになる、と思っていたら・・・・・・・

開けてみたらイマイチ。ああ、なんてままならないのでしょう。(笑)

しかーし、(何か段々テンションが高くなってますね)私は諦めません。 今度は茅田砂胡さんが新シリーズを出されるようです。 これまた「シリーズ化が確実、作家の知名度OK、宣伝バッチリ」になりそうです。
しかも茅田砂胡さんは榊一郎さんと並んで、堅実ハートフル路線でハズレが少ない作家さん。 ふふふ、今度こそ・・・今度こそ・・・(変質者かい)。

と壊れかけてきたところで(化けの皮がはがれてきた、とも言う)、 今回はこのあたりにしとうございます。
まぁ見ていてください。いつか4匹目のドジョウをすくい当てて見せますから。(笑)

では。

「戯れ言」に戻る。

このページに関するご意見、ご感想は、
ぎをらむ、こと嬉野通弥(ureshino@i.bekkoame.ne.jp)まで。