主に【FANTASY Bookmark】さん のデータを元に作成。

こうした比較を過去にさかのぼっていけば、きっと色々見えてくると思いますし、 これだけでも色々気付くことがあります。

電撃は刊行点数において最大のレーベルであるコバルトと肩を並べつつあります。 ファミ通も（売上は別として）刊行点数ではファンタジアに追いつこうとしています。 コバルトは極めて計画的に刊行しているようですね。
MF文庫J、スーパーダッシュ、富士見ミステリーの３レーベルはいずれも歴史が短く、 電撃の1/3、ファンタジア、ファミ通の1/2くらいの刊行点数で、中段グループを形成しています。

2002年はライトノベル業界にとって厳しい年だったようで、 勢いのあるコバルトと電撃ですら微増に留まり、 ファンタジア、ファミ通、スーパーダッシュ、富士見ミステリーは微減、スニーカーは大きく落ちこんでいます。 しかし次の2003年には、コバルト、電撃、ファンタジア、ファミ通はその停滞を補う伸びを見せています。 2004年にライトノベルというジャンルが今までになく話題になった一つの要因は、 この2003年に見せたパワーだったのかも知れません。
2004年にはMF文庫J、富士見ミステリーが高い伸び率を見せており、2005年注目の存在です。

あとは少女向けレーベルとしてX文庫ホワイトハート、ルビー、ビーンズも加えて見てみたいですね。