隠された遺跡

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STAGE1――目覚め――
 
 「きゃーーー!」
 「えみぃ どけろ!」
あ、こんにちわ。私、えみぃでーす。んーと・・・まず、私の仲間を紹介するね。
今、私を邪魔者扱いしたのは、幼なじみのりょーちゃん。
それから、ファイターのゼイン。
私とりょーちゃんがこの世界に来たのは、3,4日ぐらい前、 急に大地震がおきて、その影響で来ちゃったの。 それで、ゼインに私が神族でりょーちゃんが竜族だって教えてくれたんだ。 なのに・・・・・
どうして私だけ、力が目覚めないのー?りょーちゃんなんか来てすぐに目覚めたのに・・・
はっ!今、戦いの途中なんだった。
なんかねー、すっごく大きなスライムなんだー。 青色のゼリーみたいなやつ、ここらへんではよく出る<ブルー・スライム>なんだって! しかも、こんなに大きいのにLV.1なんだって。
よし!ついでだから、りょーちゃんの能力も教えてあげるね!
な・ん・と!仲間にしたドラゴンを、召喚できるんだって!

 「幸運を呼びしホワイト・ドラゴンよ!輝き燃える白き炎よ! 契約の主である我が命令に従えて我が前に立ち塞がりし全ての愚かなる者に 我と汝の力持て等しく滅びを与えん事を!」

 ガーーーーーッ!!

今、りょーちゃんが呼び出したのは、ホワイト・ドラゴン。 1番最初に仲間にしたドラゴンなんだ。 他にも、ブルー・アイズ・ドラゴンってのと、ルビーアイ・ホワイト・ドラゴンってのがいるんだって!

 ドドドドドドドドドドドドッ!!

ホワイト・ドラゴンの吐いた火の球が、ブルー・スライムに炸裂した。 スライムは一瞬、りょーちゃんに襲い掛かろうとしたけど、爆発して跡形もなく消えた。
 「わー!すごい、さっすがりょーちゃん!」
 「///」
 「お前、いちいち照れるのやめろよな・・・」
深いため息をつくゼイン。
 「てっ!照れてなんか!」
 「ふーん。お前、えみぃのことすきなんだろ!?」
 「ちっ、ちがっ・・・」
 「へー。あっ、それじゃえみぃはこいつの事どう思う?」
と私にいった。
 「私はりょーちゃんも、ゼインも大好きだよ!だって、仲間だもん!」
私が張り切っていった。すると、2人とも「はー。」ってため息つくの。

 ドドーーーーン!!!

 「なっ!?」

 「なんだありゃ?!」
りょーちゃんとゼインが大声で言った。 私は、というと・・・ただ呆然とそのへんなモンスターを見ていた。 だって、そのモンスターってのがすごいんだよ!
頭に角が生えていて、目が赤くて、10m近くありそうなんだもん。
りょーちゃんの仲間のドラゴンの3体の中で1番大きなブルー・アイズ・ドラゴンより、 1周りくらい大きいかも・・・
と、とにかくすごいの!すっごい強そうなの!

――神の使いよ――

「え?」
私は頭の中に聞こえる声に気付いた。

――今こそ目覚めるのです。唱えるのです。
               あなたにしかできない事をするために――

 「!」
そうか!私も目覚めたんだ・・・よし!
 「赤の王よ、我に力を・・・青の王よ、我に祝福を・・・黒の王よ、我と汝の力をここに・・・ 我が前に立ち塞がりしすべての愚かなる者に我と汝の力をここに・・・」
私はすっと両手を前にだす。
 「我が前の敵を焼き尽くせ!」
すーっと息を吸う。
 「火炎雷!<ファイヤー・ボルト>」
私の放ったいくつもの黒い球は、モンスターに炸裂する。
 「風の精霊よ、その力をここに」
今度は手を、横に広げる。
 「空断壁!<エア・ヴァルム>」
風の結界が私達3人を囲むとすぐに、辺りが土煙で見えなくなる。
土煙が消えた、モンスターはいない。
 「やったー!」
 「すげー!」
 「辺り1面焼け野原!」
私達3人は大喜びした。
・・・・・危機はまだまだ先だと思っていたのに・・・

(続く)


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