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ファンタジア文庫の枠を破れ | ||
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2005年2月27日
申し訳ありません。前回から1年半も間が空いてしまいました。
今流行りのブログなどもやってみたいなぁ・・・とは思っているのですが、
既存のサイトの更新もままならない状態ではなかなか難しいです。
と実益にならないことばかりも言っていられないので
時間を作って更新いたしました。はい。 |
富士見ファンタジア文庫の表紙デザインには――
恐らくここに来られる方の多くはご存知でしょうが――共通のフォーマットがあります。
タイトル・著者・レーベル名は同じ位置に配置され、イラストはほぼ正方形の枠に収められています。
ところが最近、そのファンタジア文庫の表紙に異変が起きているのです。 |
2004年半ば当りから、ファンタジア文庫の表紙イラストが、正方形の枠からはみ出すようになってきたのです。
イラストが枠からはみ出す効果としては、やはりイラストの見栄えがするというものがあるでしょう。
それはともかく、富士見書房の読者としては、こうした既存の枠からのはみ出しは、
どうしても他のレーベルの例を連想させるものとなります。 |
富士見ミステリー文庫の表紙は創刊時、レーベル共通のフォーマットを持っており、
イラストも枠に収められていました。
ではファンタジア文庫もミステリー文庫と同じ道を辿るのでしょうか?
17年間も続く、あのファンタジア文庫の枠に入った表紙イラストが、
ミステリー文庫のように枠を完全に破って表紙いっぱいになることがあるのでしょうか?
実はもうなっています。(笑) |
超能力はワインの香り
(この表紙写真は版権元の承諾を得ないで掲載しております。
版権元より抗議がありました場合、速やかに削除いたします。)
じゃーん。(効果音)
この本の初版は1988年12月です。
つまり今から16年前に既に、ファンタジア文庫はイラストの枠を破っていたのです。
と、言いますか当時はまだレーベル創刊から日が浅く(ファンタジア文庫は1988年創刊)、
フォーマットが固まっていなかったと見るべきなのでしょう。
ファンタジア文庫の表紙イラスト枠は、最初から絶対のものではなかったのです。 |
と、妙なオチを付けてしまいましたが、もう少しお付き合いを。 |
基本はゴシック体であり、「超能力はワインの香り」でもこれが踏襲されています。
しかし最近は明朝体や他のフォントも柔軟に使われるようになってきているのです。
今後、ファンタジア文庫の表紙はどう変わっていくのでありましょう?
それでは今回はこの辺りで失礼いたしまする。 |